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電子を受け渡し、エネルギーを作る光合成
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植物は、光合成によってエネルギーを得ます。
光合成に必要な太陽の光はクロロフィル色素、又は葉緑素と呼ばれる「アンテナ」で吸収します。
吸収された光は、電子を放出し、それを別の色素分子であるアク
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りん粉で光を集めて暖かいチョウ
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ガやアゲハを含むチョウの仲間は、沢山のりん粉で覆われた翅を持っています。このりん粉の大きさや並び方(微細構造)の違いによって、鮮やかな青(モルフォチョウの構造色)や撥水性(モルフォチョウの撥水性)が生
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光を反射しない蛾(ガ)の眼、モスアイ
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蝶と蛾(ガ)はりん粉で覆われた翅を持つ鱗翅目(りんし目)に属する昆虫ですが、その違いは、蝶は主に日中に活動するのに対し、蛾の殆どは夜行性で夜に飛ぶことができる点です。
夜でも飛べる蛾の秘密の鍵は
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光の量を調整する植物
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サンサンと降り注ぐ太陽の光は気持ちいいですね。
しかし、夏のとても日差しの強い日には長時間野外にいると、私達は倒れてしまうこともあります。
実は、植物も私たちと同じように、太陽の光が強すぎると
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効率的なネットワークを作る粘菌
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アメーバのような姿をした単細胞生物の粘菌は、脳を持っていませんが、変形移動して餌の微生物を食べる一方で、胞子を作って増えます。
まるで、動物と植物のような性質を併せ持つ不思議な生き物です。
あ
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ゾウムシにみる、光コンピューター・チップの可能性
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昆虫の中には、タマムシやカメムシのように、構造色の仕組みによって、見る角度によって色がカラフルに変化する金属光沢の外骨格を持つものがいます(以前に、ここで紹介したモルフォチョウの美しい羽も同じ仕組みで
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パクっと閉じるハエトリソウ
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ハエトリソウは北アメリカ原産の植物で、虫を捕まえ、それを消化吸収して成長します。
栄養が少ない湿原で生きていくために、虫を獲って栄養を補っていると考えられており、このように進化した植物は食虫植物
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圧力に弱い?オジギソウ
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オジギソウは、マメ科の植物で熱帯アメリカではその繁殖力の強さから広い範囲に分布しています。
日本でも、庭や校庭などで見かけることがあります。
葉を触って遊んだことがある人はご存知のように、鳥の
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クラッチを備えたバクテリアの鞭毛モーター
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バクテリアの鞭毛モーターが、非常に優れた設計のナノマシン(分子機械)であることは、すでにここで触れました。
ところで、バクテリアはどのようにして鞭毛モーターを制御しているのでしょうか?
せっか
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360度全方位を見渡すロブスターの複眼
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昆虫と同じように、ロブスターは複眼を持っていて、球状の複眼の表面には、無数の個眼がびっしりと規則正しく配列しています。
一つ一つの小眼は細長い直方体をしていて、複眼はいわば小さな望遠鏡がたくさん集ま
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ひとりでに組み上がる「自己組織化」
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紙で立方体のサイコロを作ろうとすると、6枚の紙を貼り合わせたり、立方体の展開図を切り出したりしますね。
このように、私達が何かを作るには、自分の手を使う必要があります。
ところが自然界には、外
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カイロウドウケツはガラス繊維製造の名人
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カイロウドウケツは深海底の堆積物上に生息する海綿の一種で、ガラス質の骨格でできた駕籠(かご)のような形をしています。
英名で「ビーナスの花籠(はなかご)」と呼ばれるその形の美しさの秘密は、骨格を作る
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脳を衝撃から守るクッション
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背骨をもつ私たち人間のような脊椎動物の脳の周りには「脳脊髄液」と呼ばれる透明な液体が存在します。
脳から背骨へとつながる脊髄は中枢神経系と呼ばれ、脳脊髄液はこの中枢神経の万能薬と呼ばれています。
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空気がなくても生きられるオオユスリカの幼虫
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夜道を照らす街灯の周りには、光に誘われてやってきた小さな虫達が飛んでいます。
集まっている虫達の中で特に多いのが、ユスリカという昆虫です。
オオユスリカは体長約1センチメートル、最も大きなユス
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タマムシの煙センサー
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タマムシには煙のにおいを嗅ぐことができる触角があります。
タマムシの仲間には山火事の赤外線を遠くから感知する種類もいますが(山火事のときに飛んでくる甲虫の赤外線受容器)、煙に対する受容器は触覚にあり
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