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不格好でも、ハコフグの体は頑丈で抵抗の少ない設計
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ハコフグは、その名の通り「箱形」をしたフグの仲間で、英語でもボックス・フィッシュ(box fish)と呼ばれています。
尾びれや胸びれを、パタパタと一生懸命動かして泳ぐ様がユーモラスなハコフグで
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ワックスで転がるアブラムシの甘露
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アブラムシは、樹液を吸って生きる小さな昆虫です。
樹液には大量の糖分が含まれており、アブラムシの排泄物には吸収仕切れなかった糖分が大量に含まれています。
甘露(ハニーデュー)と呼ばれるこの排泄物は
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自然に学ぶ螺旋の渦巻き~新しいファンの形~
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私達の身の回りでは、見えないところで回転装置がたくさん使われています。
換気扇や扇風機など、液体や気体を回転させて流すことで、冷やしたり熱したり、あるいはかき混ぜたりと、電気で動く回転装置のおかげで
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タコのジェット噴射
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タコは吸盤がついた蝕手が目立ちますが、その隙間には呼吸のための水を取り入れる外部とつながる外套腔(がいとうこう)とよばれる空洞があり、魚のえらの役割をします。
タコは以前「筋肉で吸い付くミズダコ
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フックのような足で体を固定する羽毛ダニ
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ウモウダニは体長が1mmに満たないほどの小さいダニの仲間で、多くの鳥の羽毛にフックのような足をつかってくっついて羽毛の中で生きています。
以前ここでご紹介した土壌や落ち葉で暮らすダニ達のように胴
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ヒレを丸めてスイスイ泳ぐブルーギル
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ブルーギルは、北アメリカ原産の淡水魚で、えらの縁(鰓耙)が青く輝く事からその名がつきました。
1960年代に新たな食糧源になる事を見込まれて日本に持ち帰られたブルーギルは予想以上に大繁殖し、今では地
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海が苦手なタマキビの乾燥防止法
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小さな巻貝「タマキビ」は、満潮のときでも海水に浸らず波しぶきがかかる程度の岩のすき間にくっついて生活しています。
岩から剥がして、海の中に入れると急いで水面に上がってくるという不思議な行動をとり
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天井を走り回るヤモリの秘密
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ヤモリはツルツルの壁をスルスルとよじ登ったり、天井をさかさまに歩くことができます。
ピタリとはりついたり、くっつけたりはなしたりをすばやく繰り返して走ったり、ヤモリの足は一体どんな仕組みになっている
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アクアラングを備えたマツモムシは、一流のダイバー
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学校のプール掃除の時に、水面に逆さまになって泳ぐ水生昆虫「マツモムシ」を見た事はありませんか?
同じ水生昆虫であるミズカマキリやタガメのような、呼吸のための長い管をお尻に持たないにも関わらず、マ
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昆虫類に学ぶ新しい多脚式移動システム
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木の枝や葉っぱ、平らな地面、砂利道、積もった枯れ葉の上など…昆虫は場所を気にせず、6本の足を規則正しく動かして歩いていくことができます。
危険に出くわしたら、方向を変えて一目蚕に逃げ出します。
け
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ツルツルの雪道を走ってもへっちゃらな犬!
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寒い冬に、降り積もった雪や氷の表面が融けたり凍ったりすると、路面は凍結してつるつるになります。
この凍った道を、滑らないようにバランスをとりながら歩くのは、私達人間にとって至難の業です。
しか
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仕事の分担を指揮するミツバチダンス
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私たち人間は言葉を使って情報伝達をしますが、ミツバチはダンスを踊って情報伝達をします。
ミツバチはただ踊っているのではなく、実は大切な蜜源(蜜の取れるお花畑)までの距離や方角、そして蜜の質までも示す
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形が変わる新しい翼~モーフィング翼~
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翼を広げて空を舞う鳥を見かけたら、翼の形によく注目して見てください。
彼らの翼が、いつも広げられたままの状態ではない事に気づくと思います。
滑空している時には、風をたくさん受けられるように翼を
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どんなに群れてもぶつからない
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「秋は夕暮れ」、清少納言が枕草子に書いたように、夕暮れ時に家に帰って行くガンの群れを見ると風情を感じます。
鳥の群れは、美しいV字型の雁行を描いたり、何かをきっかけにいっせいに飛んだりと、鳥達はお互
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「群れ」でつくるアリの行列
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アリの行列は、庭や公園などでよく見かけますね。
「アリはどうして行列をつくるのだろう?」と不思議に思うことはありませんか?
これは、以前紹介した「魚のスーパーセンサーに学ぶ無事故社会」や「どんなに
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