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卵殻の強さのバランスから学ぶ護身術
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鳥の卵の構造は、自然界で最も強い構造のひとつです。
巣の中で一定期間を過ごす卵は、さまざまな外敵から自らの身を守らなければなりません。
そのため万が一、他の鳥に尖ったくちばしでつつかれても、割れに
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光を感じる物質は古細菌から人間まで共通?
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オーストラリアやケニアなどの非常に塩の濃度が高い湖には古細菌と呼ばれる生物が住んでいます。
この生物は細菌(バクテリア)よりも私たちの祖先に近いことがわかってきました。
私たち動物の眼には、光
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火事と共に生きるユーカリ
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オーストラリアの森の4分の3を占めるのがユーカリの樹です。
ユーカリの葉を食べているコアラの姿は、とても愛くるしいものです。
オーストラリアは1年を通してとても乾燥した地域で、山火事が頻繁に起
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シコンヒワのきれいな青色の原因はメラニン
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南米コスタリカには、たくさんのきれいな鳥たちが住んでいます。
シコンヒワというスズメの仲間の小さな鳥は、輝く青色の羽を持っています。
その色を作りだしているのは、なんと人の肌色と同様に紫外線防御の
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暑くてもスポーツ万能なスプリングボック
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南アフリカの草原に、スプリングボックというシカに似た動物が暮らしています。
草食動物なので、ライオンなどの肉食動物から逃げるために速く走らなければなりません。
クーラーや扇風機がないアフリカの草原
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小さなものたちが集まった不思議な集合体~バイオフィルム~
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細菌は川や海などの水がある環境では岩の表面や動物の肌など様々な表面に接着します。
その細菌がネバネバした物質を分泌し、小さなコロニー(集団)が形成されます。
さらにそのコロニーは、違う種類の菌類や
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病原菌から身を守るアフリカツメガエルの皮膚
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息継ぎ以外はほとんど水中で過ごすアフリカツメガエルは南アフリカ出身ですが、飼育が他のカエルよりも容易であることから実験用にも飼育されています。
小児科医であるザスロフ博士は、毎日のようにアフリカ
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イワヨモギの抗菌性のエッセンシャルオイル
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蓬(ヨモギ)は昔からよもぎ茶やよもぎ餅など、食べ物として親しまれてきました。
葉の形から分かるようにキク科の植物で、葉の裏側には白い綿毛が生えています。
ヨモギは地下茎を伸ばし広く群生することから
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サメ肌で速く美しく
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サメの鱗を頭から尾ビレへ向かって撫でると、鱗はツルツルしていますが、逆に尾ビレから頭に向かって撫でるとザラザラしています(いわゆる「サメ肌」)。
電子顕微鏡で観察すると、一つ一つの鱗は、細い突起とV
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バッタはハイジャンプの名手
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バッタは昆虫の中でも長くて強靱な後肢を持っていて、危険を感じると長い後ろ足で高くジャンプして逃げてしまいます。
種類にもよりますが、バッタがジャンプする高さはその体長の数倍から数十倍にもなります。
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ゴキブリの6脚歩行の秘密
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物体がバランスよく安定して静止するためには、最低3点以上の支持が必要で、3つの支持点が作る三角形の中に物体の重心が収まっていることが必要です。
椅子を思い出してみましょう。
3脚の椅子はあって
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昆虫でも鳥でもない、ハチドリの羽ばたきホバリング
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ハチドリは、体長数センチ、体重数グラムのとても小さな鳥で、1分間に約80回もの高速で羽ばたいて、ホバリング(ヘリコプターのように空中に静止する)しながら花の蜜(みつ)を吸います。
ホバリング中の姿は
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人に優しいクモの糸
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クモの糸が軽くて非常に強いことは、すでに「軽くて強いクモの糸」で紹介しました。
クモの糸は「フィブロイン」と「セリシン」という2種類のタンパク質から構成されています。
1本の糸は、内側に2本フ
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ミミズが泥だらけまみれにならない秘密
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私達は、湿った土を触ったりすると、手が土まみれになってしまい水で洗いながさなければなりません。
けれども、ミミズは、土の中にいても、決して泥まみれになってはおらず、きれいに、つやつやしているように見
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環境によって、体の色を自在に操るアマガエル
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北アメリカの乾燥した場所に、小さなアマガエルが住んでいます。
彼らは体の色を瞬時に変化させることができます。
周りの温度に適応するために、自分の体の色を変えるのです。
また、葉っぱのような明るい
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