|
空気をまとって夏に涼しく冬に暖かい羊
|
羊の体は、モコモコと毛で覆われていてとても暖かそうですよね。
羊毛の繊維の中には無数のエアポケットがあり、そこにたくさんの空気が封じ込められるようになっています。
空気の層で外気を遮断すること
...
|
|
縮れて蒸れない羊の毛
|
羊の毛は、他の動物と違って縮れた毛で体が覆われていています。
ウールは英語で縮れた毛を意味し、モヘアなどのまっすぐな毛と分けられています。
大昔の羊は、外側に真っ直ぐな毛、そして内側に縮れた毛
...
|
|
微生物の鉄分補給法~シデロフォア~
|
私たちは鉄分が不足すると貧血になってしまいます。
小さな生物たち(微生物)にとっても鉄分は重要です。
実は鉄は体内で生産することができず、私たちは食べ物やサプリメントで補給しています。
ホウ
...
|
|
濃い霧の中を飛ぶ青いツバメの羽毛構造
|
南アフリカにはアオツバメという濃い霧の中で餌をとるために飛ぶことができる鳥が暮らしています。
このアオツバメは空気がたくさんの水分を含んでいる霧の多い地域で生息するために最適な羽の構造をしています。
...
|
|
地上に根を張る熱帯雨林の木
|
熱帯雨林の木の根は、地上に大きな薄い板のように幹に付いているのが特徴です。
熱帯雨林の土壌は20cmほどしかないため、大きな木でも主根を地下に浅くしか張れないので幹の近くに巨大な側根を成長の途中で下
...
|
|
ムール貝が作り出す接着性コラーゲン
|
フランス料理に出てくるムール貝(ムラサキイガイ)は、海の中で岩や船底などにくっついて生息していて、波が激しいときにも流されることはありません。
以前ここでご紹介した水中の接着剤フジツボのようにム
...
|
|
昆虫類に学ぶ新しい多脚式移動システム
|
木の枝や葉っぱ、平らな地面、砂利道、積もった枯れ葉の上など…昆虫は場所を気にせず、6本の足を規則正しく動かして歩いていくことができます。
危険に出くわしたら、方向を変えて一目蚕に逃げ出します。
け
...
|
|
空気がなくても生きられるオオユスリカの幼虫
|
夜道を照らす街灯の周りには、光に誘われてやってきた小さな虫達が飛んでいます。
集まっている虫達の中で特に多いのが、ユスリカという昆虫です。
オオユスリカは体長約1センチメートル、最も大きなユス
...
|
|
オオオニバス、水の中の力持ち
|
南米アマゾン川原産のオオオニバスは、世界一大きな葉をつけるスイレン科の植物で、日本の温室でも観賞用として栽培されています。
葉の直径は2mを越すものもあり、子どもが乗っても沈まないほど水面にプカプカ
...
|
|
卵殻の強さのバランスから学ぶ護身術
|
鳥の卵の構造は、自然界で最も強い構造のひとつです。
巣の中で一定期間を過ごす卵は、さまざまな外敵から自らの身を守らなければなりません。
そのため万が一、他の鳥に尖ったくちばしでつつかれても、割れに
...
|
|
光を感じる物質は古細菌から人間まで共通?
|
オーストラリアやケニアなどの非常に塩の濃度が高い湖には古細菌と呼ばれる生物が住んでいます。
この生物は細菌(バクテリア)よりも私たちの祖先に近いことがわかってきました。
私たち動物の眼には、光
...
|
|
小さなものたちが集まった不思議な集合体~バイオフィルム~
|
細菌は川や海などの水がある環境では岩の表面や動物の肌など様々な表面に接着します。
その細菌がネバネバした物質を分泌し、小さなコロニー(集団)が形成されます。
さらにそのコロニーは、違う種類の菌類や
...
|
|
サメ肌で速く美しく
|
サメの鱗を頭から尾ビレへ向かって撫でると、鱗はツルツルしていますが、逆に尾ビレから頭に向かって撫でるとザラザラしています(いわゆる「サメ肌」)。
電子顕微鏡で観察すると、一つ一つの鱗は、細い突起とV
...
|
|
バッタはハイジャンプの名手
|
バッタは昆虫の中でも長くて強靱な後肢を持っていて、危険を感じると長い後ろ足で高くジャンプして逃げてしまいます。
種類にもよりますが、バッタがジャンプする高さはその体長の数倍から数十倍にもなります。
...
|
|
形が変わる新しい翼~モーフィング翼~
|
翼を広げて空を舞う鳥を見かけたら、翼の形によく注目して見てください。
彼らの翼が、いつも広げられたままの状態ではない事に気づくと思います。
滑空している時には、風をたくさん受けられるように翼を
...
|