|
陰のある黒バラ
|
写真のような黒いバラの花は真っ赤なバラとは違って鮮明さには欠けますが、何か怪しげな人を魅了する色を持っています。
この美しいバラをカメラで写そうとすると、写真2のようにただの赤いバラになってしま
...
|
|
光を反射しない蛾(ガ)の眼、モスアイ
|
蝶と蛾(ガ)はりん粉で覆われた翅を持つ鱗翅目(りんし目)に属する昆虫ですが、その違いは、蝶は主に日中に活動するのに対し、蛾の殆どは夜行性で夜に飛ぶことができる点です。
夜でも飛べる蛾の秘密の鍵は
...
|
|
自ら集合する、小さな分子
|
ワインをグラスに注ぎ、手にもったグラスを水平に回してしばらく待つと水滴が上がっていくのがみえます。
これは「ワインの涙」とよばれる、注がれたワインが、グラスの壁面を表面張力(分子と分子が引っ張り合っ
...
|
|
効率的なネットワークを作る粘菌
|
アメーバのような姿をした単細胞生物の粘菌は、脳を持っていませんが、変形移動して餌の微生物を食べる一方で、胞子を作って増えます。
まるで、動物と植物のような性質を併せ持つ不思議な生き物です。
あ
...
|
|
タコのジェット噴射
|
タコは吸盤がついた蝕手が目立ちますが、その隙間には呼吸のための水を取り入れる外部とつながる外套腔(がいとうこう)とよばれる空洞があり、魚のえらの役割をします。
タコは以前「筋肉で吸い付くミズダコ
...
|
|
クリーンなエネルギーをつくる植物
|
植物は水と空気、そして太陽の光をエネルギー源に成長し、花を咲かせ、実をつけます。
植物が太陽の光と、水、二酸化炭素から養分と酸素を作り出すことを光合成といいます。
光合成おこなう生物は植物だけ
...
|
|
フックのような足で体を固定する羽毛ダニ
|
ウモウダニは体長が1mmに満たないほどの小さいダニの仲間で、多くの鳥の羽毛にフックのような足をつかってくっついて羽毛の中で生きています。
以前ここでご紹介した土壌や落ち葉で暮らすダニ達のように胴
...
|
|
ヒレを丸めてスイスイ泳ぐブルーギル
|
ブルーギルは、北アメリカ原産の淡水魚で、えらの縁(鰓耙)が青く輝く事からその名がつきました。
1960年代に新たな食糧源になる事を見込まれて日本に持ち帰られたブルーギルは予想以上に大繁殖し、今では地
...
|
|
ゾウムシにみる、光コンピューター・チップの可能性
|
昆虫の中には、タマムシやカメムシのように、構造色の仕組みによって、見る角度によって色がカラフルに変化する金属光沢の外骨格を持つものがいます(以前に、ここで紹介したモルフォチョウの美しい羽も同じ仕組みで
...
|
|
パクっと閉じるハエトリソウ
|
ハエトリソウは北アメリカ原産の植物で、虫を捕まえ、それを消化吸収して成長します。
栄養が少ない湿原で生きていくために、虫を獲って栄養を補っていると考えられており、このように進化した植物は食虫植物
...
|
|
圧力に弱い?オジギソウ
|
オジギソウは、マメ科の植物で熱帯アメリカではその繁殖力の強さから広い範囲に分布しています。
日本でも、庭や校庭などで見かけることがあります。
葉を触って遊んだことがある人はご存知のように、鳥の
...
|
|
節あってこそのしなやかな竹
|
中国原産の竹は、成長がとても早く、日本にも生息する孟宗竹(もうそうちく)は、1日で1mも伸びることが観察されています。
竹の太さは、樹木の幹と比べると比較的細いのにも関わらず、その引っ張り強度(
...
|
|
クラッチを備えたバクテリアの鞭毛モーター
|
バクテリアの鞭毛モーターが、非常に優れた設計のナノマシン(分子機械)であることは、すでにここで触れました。
ところで、バクテリアはどのようにして鞭毛モーターを制御しているのでしょうか?
せっか
...
|
|
海が苦手なタマキビの乾燥防止法
|
小さな巻貝「タマキビ」は、満潮のときでも海水に浸らず波しぶきがかかる程度の岩のすき間にくっついて生活しています。
岩から剥がして、海の中に入れると急いで水面に上がってくるという不思議な行動をとり
...
|
|
ひとりでに組み上がる「自己組織化」
|
紙で立方体のサイコロを作ろうとすると、6枚の紙を貼り合わせたり、立方体の展開図を切り出したりしますね。
このように、私達が何かを作るには、自分の手を使う必要があります。
ところが自然界には、外
...
|