更新日 : 2013-09-26 07:50:17

飛び込み名人カワセミのくちばしの秘密

なにがすごいの?

カワセミ
(C) 龍
「空飛ぶ宝石」の異名をとるカワセミは、その美しい体を一直線に伸ばし、時速100キロメートルものスピードで獲物の魚めがけて水中に飛び込みます。

水しぶきすらほとんど上げず弾丸のようにダイブするカワセミのくちばしは、水や空気の抵抗を減らすために鋭い四角すいの形をしています。
この形状は、研究者がコンピュータを駆使して計算しやっとたどり着いた最も抵抗の少ない形とピタリと一致していました。

長い長い進化の歴史の中で、カワセミは飛び込みに最も適したくちばしを手に入れていたのです。

どうやって役立てるの?

高速で走る乗り物の空気抵抗を減らすヒントになります。

どんな研究をしているの?

高速で列車がトンネルに進入すると、空気鉄砲のようにトンネル内の空気が圧縮され、トンネルの出口でドカーンと大きな騒音が発生します。
この音を小さくするのに最も適した先端形状が研究され、実験や計算の結果から円すいあるいは四角すい、すなわちカワセミのくちばしの形がよいことが明らかになりました。

どんな技術開発ができるの?

新幹線の先端をカワセミのくちばしに似た形状にすることで、走行抵抗を30%減らし、また、トンネルと通る時に発生する騒音を解決することに成功しています。

【参考】
カワセミと500系新幹線電車 | 野鳥を楽しむポータルサイト BIRD FAN | 日本野鳥の会

文化祭で・・・
「 初音ミク 」さんの書き込み
2015-11-12 19:48:06
私の学校の文化祭で参考にさせていただく資料です!
石田さん、編集部さん、本当にありがとうございます!!!
 著作権等は守りますので(汗)
              よろしくお願いします!!!!!!!
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