(C)
けpiん
北アフリカの砂漠には、イヌの仲間で最も小さい動物であるフェネックギツネが生息しています。
体の大きさは約40センチメートルですが、耳の長さは15センチメートルもあります。
とてもアンバランスに見える大きな耳は、熱い砂漠という環境に適応しています。
耳の血管は体の表面に近いところを通っているので、熱を体から逃がしやすいのです。
私たちも冬は耳をつめたいと感じることが多いのではないでしょうか?
寒い地方に住むホッキョクギツネは小さい耳をしています。
逆にフェネックギツネは、多くの毛細血管を通わせた大きい耳の表面から熱を逃がし、体温の上昇を防いでいるのです。
また熱を吸収しないように、毛皮の色は白っぽく、足の裏は、熱い砂の上を歩くのが楽なように毛で覆われています。
暑い日にずっとビーチを裸足で歩いていたら大変ですよね?
フェネックギツネはお手製の砂漠用のサンダルを持っているのです。