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ムシでムシを制する
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アブラムシは、卵の形をした体の小さな昆虫で、植物の汁を吸って生きています。
一口アブラムシといってもその種類はとても多く、現在、約4400種が知られており、それぞれ寄生する植物によって種類(生態
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りん粉で光を集めて暖かいチョウ
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ガやアゲハを含むチョウの仲間は、沢山のりん粉で覆われた翅を持っています。このりん粉の大きさや並び方(微細構造)の違いによって、鮮やかな青(モルフォチョウの構造色)や撥水性(モルフォチョウの撥水性)が生
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水をはじいて汚れない蝶の翅
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蝶の翅が汚れているのを見たことはありますか?
もし、蝶の翅に汚れがつけば、翅は重くなって飛べず、天敵が襲ってきたときや、餌をとるために飛翔することができません。
そこで、蝶は翅の上に、ある細工
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野生のゴムの木の樹脂はシロアリや菌に強い
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メキシコに野生するキク科のグアユールゴムノキの分泌物は粘着性がありゴム製品の原料としても使われていて、多く含まれる樹脂は木材を腐らせる菌類やシロアリを撃退する作用があります。
グアユールゴムノキ
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きれいな水玉つくります。水をはじく!汚れない!ハスの葉
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泥沼に生えているハスの葉の表面はとてもきれいで、泥はもちろん、汚れひとつありません。
ハスの葉は水を大変よくはじくため汚れがつきにくく、また汚れても簡単に雨水で洗い落とせてしまうのです。
ハス
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光の量を調整する植物
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サンサンと降り注ぐ太陽の光は気持ちいいですね。
しかし、夏のとても日差しの強い日には長時間野外にいると、私達は倒れてしまうこともあります。
実は、植物も私たちと同じように、太陽の光が強すぎると
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ジャイアントセコイアの長生きの秘訣は山火事
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アメリカのカリフォルニア州にあるシエラネバダ山脈にはジャイアントセコイアという世界最大の巨樹の森があります。
ジャイアントセコイアは平均して2000年から3000年という想像もできないような長い
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筋肉で吸い付くミズダコの吸盤
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ミズダコは日本の東北地方やカナダ、北アメリカ沿岸部に広く生息している世界最大のタコで40kgにもなります。
私たちが普段食べているマダコに比べて皮膚や肉質がとても柔らかいのが特徴です。
実
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「自分の家」を持つカサガイ
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カサガイとはその名の通り笠のような貝殻をもつ巻き貝の一種で、潮間帯の岩場に住んでいます。
潮間帯とは海と陸の間のことで、1日のうちに陸上になったり海中になったりします。
カサガイには「自分の家
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ナイフフィッシュの幼魚の吸着器官
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以前ここでご紹介したデンキウナギの仲間には体が平たくナイフのようであることからナイフフィッシュと呼ばれる種類がいます。
南米アマゾン川に生息するゴーストナイフフィッシュの幼魚は、自分の体を海底に
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ミツバチの巣を守るプロポリス
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セイヨウミツバチが細菌などの微生物から身を守る方法は以前ご紹介した抗菌性ペプチドメリチンだけではありません。
ミツバチが作るのりのようなねばねばした物質「プロポリス」がハチの巣を覆い微生物の侵入を寄
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ブランコ毛虫の体温調節法
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マイマイガの幼虫は以前ここでご紹介した集団で生活する天幕毛虫とは異なり、糸を出して風に吹かれてとんでいき枝や葉などにぶらさがって生活することから「ブランコ毛虫」と呼ばれています。
ブランコ毛虫は
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ミルクで病気知らずのワラビーの赤ちゃん
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オーストラリアに生息するワラビーは、カンガルーと同じ有袋類(ゆうたいるい)で、お腹にある袋(育児のう)で赤ちゃんを育てます。
赤ちゃんは小豆くらいの大きさしかない超未熟児として生まれ、前足の力だ
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SOS信号でボディーガードをおびき寄せるキャベツ
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葉に穴だらけのキャベツ、犯人は腹ぺこ青虫です。
こんな姿になってしまったキャベツですが、青虫に食べられ続けられるのもたまらないので、ある作戦で青虫をやっつけようとSOS信号をだして、天敵バチというボ
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はがれないツタの秘密
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アイビー(キヅタ)はウコギ科に属するつる植物の仲間で、木や家の壁に張り付いて、上へ上へと光を求めて成長します。
沢山木が生い茂る森の中は、光が少ないので、高い木に寄りかかって生きている少々ずる賢
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