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軽くて強い竹
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竹は、お馴染みのタケノコからぐんぐん成長し、1年で大人になると成長が止まり、幹も全く太らなくなる植物です。
茎が太くならない草とも、幹が太くなる樹木とも違う、植物の分類上、とても特別な存在な竹です。
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カエルの抗菌性ペプチド「テンポリン」
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カエルは以前ここでご紹介した「マガイニン」のような抗菌性ペプチド「テンポリン」を多くの種類で共通して作り出すことができます。
水中でも生活をするカエルは、私たちよりもたくさんの微生物が皮膚全体を
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おしゃれなカニは隠れ上手
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モクズショイ(漢字では藻屑背負い)、英語名は「Decorator crab」(飾りつけるカニ)という名前をもつ変わったカニがいます。
色とりどりのカイメン(海綿動物)や藻類のクズを自分の体にくっ
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免疫作用を兼ね備えたサソリの毒
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アフリカにはサソリの中でも最大のダイオウサソリが暮らしています。
サソリは獲物をとるために毒を出すことはよく知られていますが、実はこのサソリの出す毒には菌や細菌の感染を防ぐ機能もあるのです。
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砂漠のトカゲの温度調節と水分補給
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アメリカ南西部の砂漠にはチャクワラという中型のトカゲが暮らしています。
熱いときには、チャクワラも犬と同じように「ハァハァ」と息をして体の水分を蒸発させて体温を下げます。
しかし砂漠には水が少
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傷口を見つけて、素早く塞ぐ血小板
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私達の体の中には、血管が全身に張り巡らされていて、心臓と合わせて循環系を構成しています。
もし血管が傷ついて破れたりすると、破れた箇所からの刺激を察知した循環系は、血液中の血小板を送って素早く傷
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360度全方位を見渡すロブスターの複眼
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昆虫と同じように、ロブスターは複眼を持っていて、球状の複眼の表面には、無数の個眼がびっしりと規則正しく配列しています。
一つ一つの小眼は細長い直方体をしていて、複眼はいわば小さな望遠鏡がたくさん集ま
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冷たくて甘いメープルシロップ
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北海道は日本の最北端に位置し、観測史上最低気温となる-41.0℃を記録したこともあります。
私達人間が、防寒もしないでこのような極寒の地へ行ったならば、凍傷(細胞が寒くて死んでしまう)を負ってし
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樹木を支えるクッション細胞壁
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私たちが跳んだり跳ねたり、時には転んだりする体育館の床に木材が多く使われているのはなぜでしょうか。
それは、木が衝撃を吸収してくれるからです。
木が衝撃を吸収する理由は、強風や豪雪に見舞われて
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ストレス発散が上手な樹木
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私達が、日々の生活の中でストレスを感じるように、樹木も気温・湿度の変化や強風などによってストレスを受けます。
動けない樹木は、長い間の進化の中で、このような外的ストレスに適応できるように進化して
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脳を衝撃から守るクッション
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背骨をもつ私たち人間のような脊椎動物の脳の周りには「脳脊髄液」と呼ばれる透明な液体が存在します。
脳から背骨へとつながる脊髄は中枢神経系と呼ばれ、脳脊髄液はこの中枢神経の万能薬と呼ばれています。
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陣地ゲームが得意なセイタカアワダチソウ
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秋はススキが綺麗ですね。
最近、ススキと一緒に秋の黄金色を漂わせている黄色い植物も見かけませんか?
それはセイタカアワダチソウといってアメリカからの外来者です(これを帰化植物といいます)。
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ヒマワリを陰で支えるオーキシン
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ヒマワリはキク科の植物で、夏といえば、黄色い花々が夏の青空によく映える風景は私達を元気にしてくれますね。
ヒマワリ(向日葵)は名前のとおり、日=太陽の動きに向いてまわることからつけられました。
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火事と共に生きるユーカリ
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オーストラリアの森の4分の3を占めるのがユーカリの樹です。
ユーカリの葉を食べているコアラの姿は、とても愛くるしいものです。
オーストラリアは1年を通してとても乾燥した地域で、山火事が頻繁に起
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病原菌から身を守るアフリカツメガエルの皮膚
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息継ぎ以外はほとんど水中で過ごすアフリカツメガエルは南アフリカ出身ですが、飼育が他のカエルよりも容易であることから実験用にも飼育されています。
小児科医であるザスロフ博士は、毎日のようにアフリカ
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