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暖かいけど臭い、ザゼンソウのお家
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ザゼンソウはアメリカ、日本などの寒い湿地に分布するサトイモ科の植物です。
肉穂花序(にくすいかじょ:花弁のないたくさんの花が集まって棒状になったもの:写真の赤い部分)が、僧侶が座禅を組んでいる姿
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ハチ毒に含まれる抗菌性ペプチド「メリチン」
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ハチに刺されると痛いのは誰もが知っていることですが、この毒の主成分はメリチンという以前ここでご紹介したカエルの抗菌性ペプチドマガイニンやテンポリンのようにアミノ酸が26個つながったペプチドでできていま
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青く輝くモルフォチョウの翅の秘密
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南米の宝石と言われるモルフォチョウは、その青く輝く美しい翅で知られています。
この美しい青い発色はどのように作られるのでしょうか?
その前に、私達が特定の色を認識する仕組みについで簡単に触れて
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毛虫の兄弟が作る防水テント
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オビカレハの毛虫は梅の木につくことから梅毛虫、またはテントのような巣を木につくることから天幕毛虫と呼ばれています。
この毛虫は孵化するとすぐに、兄弟の毛虫たちが共同して糸を紡ぎだし、木の垂直方向
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カイロウドウケツはガラス繊維製造の名人
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カイロウドウケツは深海底の堆積物上に生息する海綿の一種で、ガラス質の骨格でできた駕籠(かご)のような形をしています。
英名で「ビーナスの花籠(はなかご)」と呼ばれるその形の美しさの秘密は、骨格を作る
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オイルを作る微細藻類
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植物が光合成を行って作り出す有機物(炭素を含む物質)は、私達の生活の中の食料やエネルギー源として欠かすことのできないものです。
水中に生息する小さな単細胞の藻類(植物の一種)の中には、なんと光合成に
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上へ上へ伸びる植物
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植物は大まかに分類すると、コケ植物→シダ植物→裸子植物→被子植物の順に進化したと考えられています。
水辺で生きるコケ類は、水を沢山吸い上げる必要がなかったので、地を這う、背の低い植物でした。
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餌を引き寄せるコガネグモの巣
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コガネグモはクモの中でも大きめで種類が最も多く、私たちの近くや熱帯地方にも仲間が住んでいます。
彼らは、大きな丸い網を作り、網の中心で餌となる昆虫が網にかかるのを待ち構えます。
コガネグモの仲
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タマムシの煙センサー
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タマムシには煙のにおいを嗅ぐことができる触角があります。
タマムシの仲間には山火事の赤外線を遠くから感知する種類もいますが(山火事のときに飛んでくる甲虫の赤外線受容器)、煙に対する受容器は触覚にあり
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シコンヒワのきれいな青色の原因はメラニン
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南米コスタリカには、たくさんのきれいな鳥たちが住んでいます。
シコンヒワというスズメの仲間の小さな鳥は、輝く青色の羽を持っています。
その色を作りだしているのは、なんと人の肌色と同様に紫外線防御の
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暑くてもスポーツ万能なスプリングボック
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南アフリカの草原に、スプリングボックというシカに似た動物が暮らしています。
草食動物なので、ライオンなどの肉食動物から逃げるために速く走らなければなりません。
クーラーや扇風機がないアフリカの草原
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人に優しいクモの糸
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クモの糸が軽くて非常に強いことは、すでに「軽くて強いクモの糸」で紹介しました。
クモの糸は「フィブロイン」と「セリシン」という2種類のタンパク質から構成されています。
1本の糸は、内側に2本フ
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ミイデラゴミムシの毒霧噴射
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ミイデラゴミムシに「ヘッピリムシ」というあだ名がついているのを知っていますか。
あだ名の通り、攻撃されて危険を感じると、防御のために大きな音と一緒にとても臭い霧状のガスを、お尻の先から外敵に向けて一
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電気を作り出すウナギ
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デンキウナギは南米の熱帯雨林、アマゾン川流域に生息しています。
このウナギは、敵から身を守るために600ボルトもの電圧を作り出すことができます。
これは、私たちが家庭で使っている電圧の6倍以上の電
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美貌で敵を寄せつけないカメムシの秘策
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カメムシは、世界中の様々な環境に生息している昆虫です。
背中の色は、青、緑、虹色などカラフルな色をしています(これを構造色と呼びます)。
しかし私達にとってきれいに見えるその色は、実は敵(カメ
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